求人ニーズのつかみ方はこれだ!就活や転職に活かせ!
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就活や転職をするときに求人ニーズをつかんで、それに合わせてPRするのは就活の大事なコツ。でもそれがわからない場合にはどうしたらいいんだろうって思いますよね。ただやみくもに主張すればいいものでもないだろうって思います。求める人材とか書いてあればいいんですが、ないこともままあります。

直接書いてなくても求人ニーズのつかみ方ってあるんです。

普段若い方の就業の支援している立場から、求人ニーズのつかみ方について、こんな様に推測していったらどうかということをご提案したいと思います。




まず初めに「求人ニーズ」ということばをはっきりさせてからつかみ方の話をします、少しお付き合いください。

「求人ニーズ」ということばは、その業界ではこの仕事の採用が足りない、求められている仕事といった話になることがありますし、必要となるスキルや経験・人柄などを差す場合もあります。

実はしっかり定義づけされていないようです。このサイトでは「社会や業界・会社において求められる仕事やその要素といった必要性」とし、それを人として表現すると「求める人材・人物像」となるとしたいと思います。

その上で就活や転職活動をする側において考えるときの定義は
  • 応募する会社が求める、仕事にかかわるスキル・知識・経験・人柄・資格・年齢などの要素
として話を進めていきますね。

求人ニーズのつかみ方

まずは就活サイトや転職サイトを見れば「求める人材」として「パソコンのできる方」とか書いてあるか、しっかり確認します。転職サイトなどは「求める人材」として項目ができてますよね。それを探す。でもそういう文言では表されていないこともあります。

求人票や求人広告を読みこなす

まずは基礎的な情報として求人広告や求人票から情報を得ます。求人広告や求人票はたくさんの項目が出ていますが、それらの中で求人ニーズの表れているものも多々あります。例えば以下のようなものです。

職種や仕事内容からわかる

職種とは「営業」「事務」といった仕事の種類のことです。そこから具体的な仕事内容があるわけです。

一般的な意味合いでその職種や仕事内容が持っている”求められること”ってあります。

例えば「営業事務」であれば、事務といってもお客様とのやり取りが多いでしょうから、お客様とコミュニケーションが取れること。

また事務という仕事が持っている求められることとして、大切な書類を扱うこと、またそれを速く行う必要性から「正確さ」「スピード」ということが言えるでしょう。

でもご注意いただきたいのは、これも”その企業のその求人による”ということです。事務といったって「スピードはいいから、ともかく間違わないで欲しい、正確に確実に仕事をしてほしい」ということを望む企業や求人も存在します。

資格からわかる

「資格欄」を見れば求人ニーズは直接的に語られていますね。「普通自動車免許」と書いていれば自動車の運転することが求められる。ただしここで注目したいのはその”必要度”です。ただ普通自動車免許とだけ書かれていると、もうそれが必須と思いがちです。

でも「普通自動車免許 優遇」「普通自動車免許 尚可」とあれば、持ってなくてもよいわけです。本当に必要性が高めれば「普通自動車 必須」と書いているものです。ご自身が自動車運転免許をもっていなくて応募したい求人が「普通自動車免許」としか書かれていない場合には問い合わせてみましょう。

経験欄からわかる

経験についても「○○についての業務経験」と書いてあることがあります。それが求人ニーズということですが、これも資格と同じようにどの程度求めているのかということがあると思います。

企業側が本当に必要であれば例えば「○○経験2年以上必須」と書いてあります。

ご自身がもしその経験があれば、しっかりとアピールしましょう。また似たような経験であったとしても、応募にチャレンジしてみてもよいと思います。

求める人材を他の求人媒体から確かめる

求人ニーズとして、直接的には「求める人材」とか「求める人物像」を知りたいわけですが、その求人広告や求人票に出ていなくても、『他の求人媒体』に出ていることがあります。例えば、

  • 他の転職サイトや新卒サイトを見てみること
です。例えばハローワーク求人でさらに情報を得たい時は、リクナビネクストを調べてみる、学生の方であればリクナビ○○年ばかりではなくマイナビ○○年をみることですね。

また別の見方として
  • 転職する方であれば、学生さんの新卒求人を調べてみる
また
  • 学生の方であれば逆に転職サイトを見てみる
ことです。求人の仕事内容や中途採用と新卒採用に求められることはもちろん異なります。しかし、その企業自体の求人ニーズ、『会社として社員に求める価値観』などは同じではないでしょうか。

求人ニーズを推測する

ここから先はかなり憶測に近いものですが、やらないよりかはやった方がよいつかみ方です。自分が勤務する企業を理解することにはなるのでやって損はありません。

人材育成方針から推測する

その会社なり、組織の『人材育成方針』は参考になります。これは現に働いている社員や職員にどうなっていってもらいたいかが表現されているものです。

ですからこれから採用される人もこうなっていってほしいわけで、採用の段階でもこれに近い人が良いのではないでしょうか。

経営理念や行動指針・社長の言葉や挨拶から推測する

その企業を調べていくと経営理念や行動指針が出ていることがあります。

例えば経営理念に「顧客第一に」、行動指針で「スピード感をもって」など書いてある場合には求人ニーズは
  • 顧客第一に→「顧客を大切にできる人」
  • スピード感をもって→「フットワークが軽く、速く行動できる人」
と推測することができます。また社長の言葉や挨拶が出ていることがありますね。これもヒントになるでしょう。

例えば「…創業30年を迎え、弊社も変革の時期であります…」などとあれば、求人ニーズは
  • 創業30年を迎え、弊社も変革の時期→「老舗に信頼をさらに向上させ、変える気概と力のある人」
はいかがでしょうか。こんなところからも求人ニーズは推測できます。

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わかった求人ニーズの活用の仕方

さてこのように推測してきた求人ニーズですが、実際にはどのように就活や転職に活用していけばよいのでしょうか。そのやり方と具体的な活かし方についてお伝えしますね。

自分との接点を模索する

興味を持った会社の求人広告や求人票から求人ニーズをつかみますが、その後『自分との接点』を探します。これは”「経験の振り返り」や「キャリアの棚卸」ということを十分やったのちにやることが望ましい”ですね。

さまざま経験、例えば、学生時代の勉強、部活やサークル、アルバイト、そして就職した会社の業務経験などを対象に振り返りをします(経験の振り返りについては「自分の強みがわからない!これで解決、3つの重要ポイントとは」の記事を参考になさってください)。

それらの中で、求人ニーズに合致するような経験・スキル・知識・性格などが、その会社との接点です。

例えば求人ニーズで「調整力がある人」ということが分かったとします。自分のサークル経験で「そういえば、部長とみんなとの間を取り持つような動きをしたなあ」ということがあったとしたらそこが接点。ぜひ活かしていきたいポイントです。

ただし注意頂きたいことは、求人ニーズが大切といっても、『無理に自分を合わせないこと』です。そんなことをしても自分とは異なる人物像で就活や転職をすることになるので、たとえそれで採用を勝ち取ったとしても、入社後に苦労するかもしれません。自分自身にとっても、会社にとってもよろしくはないでしょう。

わかった求人ニーズを具体的に活かすには

さて求人ニーズと自分との接点がわかるといろんなことに活かせます。その例をあげます。

仕事や企業への適否を考えること

まず自分の興味をもった仕事や企業への適否を考えることができます。

例えばホテル業の求人に興味がある場合「お客様とのコミュニケーションを取ること」が求人ニーズとしましょう、自分が人とのコミュニケーションを取ることが好きでやってきたなら仕事への適性があるかもしれませんよね。

自己PRに活用する

求人ニーズと自分との接点がわかると自己PRに利用することができます。自己PRといっても、もう少し具体的にいうと

  • その仕事や企業のお役に立てることを考える
  • 将来取り組んでみたいことのヒントとする
     ⇒自己PRの表現へ
ということになります。

上記の「お客様とのコミュニケーションを取ること」が求人ニーズとすると”お役に立てること”を考えれば、「お客様の状況や年齢層に合わせて柔軟に対応出来ること」と言えるでしょう。

また”将来取り組んでみたいこと”のヒントにするなら、「VIPなど重要なお客様の対応を担いたい」などですね。


これらがわかってくれば自己PRの表現に収束することができます。(自己PRについては「自己PRと志望動機の違いとは?いろんな自分でもっとアピール!」の記事も参考にしてください。)

また自己PRのみならず、応募書類や面接全般についても求人ニーズと自分との接点というポイントは活用できます。

応募書類や面接については求人ニーズと自分が一致するところを、
  • 意識してクローズアップする
ことで良い人材としてアピールすることもできるのです。


まとめ

以上まとめます。
<求人ニーズをつかみ方>

「求人票や求人広告を読みこなす」
→職種や仕事内容/資格/経験欄から理解をする


「求める人材を他の求人媒体から確かめる」
→他の転職サイトや新卒サイトを見てみる

「求人ニーズを推測する」
→人材育成方針/経営理念や行動指針・社長の言葉や挨拶を参考にする

<求人ニーズの活用の仕方>

求人ニーズと自分との接点を模索し、
  • 仕事や企業への適否を考えることに活かす
  • その仕事や企業のお役に立てることや将来取り組んでみたいことに活かし、自己PRを作成する
  • 応募書類や面接についてクローズアップすべきところを明確にする
でした。せっかく自分が企業の求める人材の要素をもっているにも関わらず、どの企業にも通り一遍のアピールをしているとしたら、双方にとってもったいないことだと思います。是非仕事研究や企業研究をするときにも求人ニーズをつかむ努力をされてください。

良い就活・転職になることをお祈りいたします。最後までご覧頂いてありがとうございます。

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